株式会社リード 法人事業部 [2011年入社]
カチャカチャと、パソコンのキーボード音が、
オフィスに小気味良く響く。
ここしばらく温めてきたと言うプランが、企画書としてカタチになっていく。
それまでの真剣な表情が、少しだけ緩む。
根路銘輔さんは、リード本社・法人事業部の営業マンだ。
入社直後の研修期間を除き、法人事業部ひと筋で働いてきた。
根路銘さんの営業は、取引先となる企業に合わせ、
法人契約の企画を立案することから始まる。
上司や先輩たちの姿に学び、着実に自身の営業スタイルをつくり上げてきた。
企画を立てる視点の置き方や提案の仕方1つで、
結果が大きく異なってくる。
アイデアの引き出しを多くもち、
フレキシブルに発想を切り替えなくてはならない。
信頼関係を築くことも大切だ。
メリットだけでなく、デメリットも伝えるなどして、
取引先の立場で企画提案することを心掛ける。
契約者本人を相手にすることが多いショップと異なり、
法人営業の場合、窓口となる担当者に、
必ずしも決裁権があるわけではない。
十分な手応えを感じながら話が進んでいても、
成果に結びつくとは限らない。
「大きな企業では、決裁権をもつ方に当社の提案内容が届くまで、
間に何名かはさむことがあります。
大切なのは、企画の段階からポイントを噛み砕くなどして、
いかに分かりやすく伝えていくか──。
企画力とともに、伝達する力、いわゆるプレゼン力が求められます。」
昨年、第一子となる長男が産まれた。
子どもができたことで、仕事とプライベートの境界がより明確になった。
帰宅すると、ひたすら子どもと戯れて過ごす。
毎日に、確かな充足感がある。
「リードに入社して良かった。素直にそう思います。
自分らしく働けているからこそ、家庭での時間を大切にできるのだと思います。
また、リードは常に新しい風を取り入れています。
安定しているだけでなく、仕事に刺激を感じられるので、楽しく働けます。」
法人事業部では、地図検索の代理店業務を手掛けるようになった。
新たな事業の始まりに、昂っている自分に気づく。
さらなる高揚感がグッとこみ上げる。
根路銘 面接が決め手になりました。
私は同じ営業でも、企画提案を重視した営業スタイルを希望していました。
法人事業部は、それができる職場と知り、強くひかれました。
根路銘 携帯電話という時代の先を行く商品を扱っていますが、
とても堅実な会社だと思います。決して無理をしません。
経営理念にある通り、
「事業の安定的運営に徹し」ているのを社員として肌で感じます。
その一方で、若々しさにあふれています。
バイタリティーがあり、新規事業にチャレンジすることを怖れません。
目先のことに飛びついたりせず、
しっかり下地をつくってから、全力で動く。
そんなイメージがあります。
根路銘 法人事業部が1つの企業として成り立つくらい、
もっと大きく成長させたいです。
そしてもう1つ。私は沖縄県の出身なので、将来、リードの沖縄営業所が開設されることを希望しています(笑)。
それが実現するよう、
会社の発展のため、力になれたらと思います。
何事も食わず嫌いをせず、ひとまず最後までやってみること。
リードに入社して、私の中で大きく変わった姿勢です。
以前の私は、せっかくやり始めたことでも、自分に合わないと感じると、
関わりを早い段階で絶ったりしていました。
しかし、それでは視野が広がらず、成長にも限界があります。
営業の仕事に取り組む中で、手がけたことは懸命にやり遂げ、
世界を広げることの大切さを知りました。
壁にぶち当たりもしましたが、それもまた糧になりました。
入社前と現在では、年齢による経験値を差し引いても、視野の違いは歴然です。
次はその視野を業務にいかに活かしていくか──自らに課すテーマです。
「営業のアプローチは、基本的に私たち担当者に任されています。
信頼してもらえていることを誇りに思います。
有難いし、働きやすい。
法人契約の場合、一般的に扱う金額が大きいだけに、
責任は大きいですが、それだけやりがいがあります。」